昔から、新刊本のインクの匂いや真新しい革靴の匂いが好きで、母親から「あんた、変わってるわ」と言われてました。
にもかかわらず、本屋に行くと必ず便意(大)を催したりして、「何故なんだろう?」と常々不思議に思っていたのですが…
ある時、本屋で同じ本好きの同僚(女性)に会ったので思い切って尋ねてみたところ、驚いたことに「私もそうよ」との答えが返ってきました(笑)
そこで調べてみたところ…
この現象には、「青木まりこ現象」という立派な名前までついていて、30年以上前に『本の雑誌』に掲載された一通の投書の主にそのルーツがあると言います。
この現象を巡っては幾つかの説があり、ざっと紹介してみると…
1.過去の催し体験に基づく トラウマ(心的後遺症)説
2. 印刷に使われるインクの匂いに含まれる揮発性化学物質が原因説
3. 狭い空間でじっとしていることが便意を誘うという説
4. 瞼を伏せて本を読むことで交感神経のスイッチが切れ、緊張がほどけて便意を催すという説
5.「好きな本を探せる」という状況下で、副交感神経の働きによりリラックスモードに入り、胃腸の働きが活発化するという説
6. 本屋に入ると、トイレに行けないというプレッシャーが発生する事で便意を催すという説
7. 膨大な量の活字の中から目指す本を探さなければというプレッシャーが腸を過敏にするという説
8.「読みたい本を探し出そうとする」本来幸福である筈の行為に、体が「便意を催す」ことで抵抗するという幸福否定に基づく異常現象説
9 本の匂いがトイレットペーパーを連想させるという条件反射説 etc.
個人的には3、4、6、7辺りに軍配を上げたいところですが、必ずしもそれが本屋でなければならないという決め手には欠けるようですね。
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